東南アジアに自生しているものを品種改良した洋ランに限定されるが、原義ではシュンラン属に分類される種の総称である。属名のCymbidium、略称Cym、ギリシャ語で船の形とする舌弁からなり、舌弁の斑紋はトラの頭のようにするので、中国にも虎頭ランに呼ばれている。葉の長さは45~90センチで、花茎の長さは60~120センチである。大きい花系の色柄変化が豊富で、色は艶やかで、白、ピンク、桃、黄、赤褐、緑などがある。花の形は他のランと違い、萼弁三つが花弁により大きくて、舌弁の色の変化は少なくて、通常は元色にする。帯状の赤ミドリあるいは赤い斑点を加えて、花穗に10~20輪の花を壮麗的に花盛りし、その他のラン類は比べないと考えられている。