ファレノプシスは熱帯と亜熱帯の山岳地帯に産し、台湾では、台東大武から恒春半島と蘭嶼が主な産地である。緑の肉厚の葉を持ち、弓形の茎上に十数個の花を付ける。花径7cmほど、側花弁が幅広く、花全体が丸く見える。唇弁は黄色を帯び、赤味のある斑紋が出る。唇弁の先端は左右に突き出してまき鬚状になる。洋ランのお女王と言われている。
主な品種
ファレノプシスは葉が丸くて厚い。茎が短くて、花が多い品種の方が良いとされている。世界中におよそ45種類の原種がある。近年、台湾の農業の発展に伴い蘭の品種改良が進んであり、恵まれた気候と先進的な栽培技術のより、台湾の胡蝶蘭の品質は他の国家のものを凌駕している。